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一般的な意味の「ブロードバンド」、すなわち広帯域幅であること。ワイドバンド(wideband)の類義語。対義語はナローバンド(narrowband)。
通信では、ISDNの一次群速度インターフェース (PRI: Primary Rate Interface) な1.544Mbps (T1) 及び2.048Mbps (E1) よりも速い通信速度の回線の広帯域ISDN (B-ISDN) に使われ出した。対義語は狭帯域ISDN (N-ISDN) である。
転じて、一般的に言うところのブロードバンドインターネット接続のこと。 0と1との信号を、搬送波を変調することで伝送するデジタル信号の伝送方式。ブロードバンド。
ISDN(アイエスディーエヌ、 Integrated Services Digital Network, 総合ディジタル通信網サービス)は、交換機・中継回線・加入者線まで全てデジタル化された、パケット通信・回線交換データ通信にも利用できるデジタル回線網である。
ISDNは、モデムで接続する既存の公衆交換電話網(PSTN)をデジタル化することで、高速で高品質な回線サービスを提供する。ITU-T(電気通信標準化部門)によって世界共通のIシリーズ規格として定められている。
音声は、0.3〜3.4kHzを64kbpsの回線交換でISDN網内を伝送しているため、VoIPよりも音声品質が安定している。また、北米・日本はμ則、その他の国々ではA則がPCM非直線符号化に使用されているため、北米・日本側の関門電話交換機で変換している。
旧日本電信電話公社によって1970年代から独自の研究が行われていた。高度情報通信システム (INS=Information Network System) と呼ばれ、1984年、三鷹市・武蔵野市で現在のものと互換性のないYインターフェースで実用化試験が行われた。
ちなみにYインターフェースでのINS(ISDN)回線は、回線構成が1B+1Dで、通話と同時にFAXの送受信が行えないなど不便があったため、デジタルで通信を行う以外は旧来の電話と機能に変化が無いため現行のIインターフェースのISDN回線では回線構成が2B+Dになったらしい。
1988年に旧NTTによって、「INSネット64」「INSネット1500」の商標でIインターフェースによる商用サービスが開始され、1998年のNTT再編後はNTT東日本・西日本から提供されている。
大阪市中央区淡路町にあるNTTのビルには「明日への通信 INS発祥の地 昭和63年4月」の石碑がある。また、2000年代に入り他の電気通信事業者のサービスも開始された。
登場当初は、バーチャルコール方式パケット通信 (INS-P : INS-Packet switching service) による、大型コンピュータなどのパケット通信網 (DDX-P : Digital Data eXchange Packet switching service) へのアクセスなどから利用された。
間欠送信であるクレジットカードの信用照会 (CAFIS) などに、パケット通信特有のデータ量による課金体系であることを生かして使用された。
また、「INSネット1500」1回線で23本の回線が取れることを生かして、インターネットサービスプロバイダのダイヤルアップ接続用アクセスポイントの拡充に使用された。
NTT-MEのMN128 SOHO1995年12月に、低価格のターミナルアダプタ「MN128」(NTT-TE東京(現在のNTT-ME)とビー・ユー・ジーの共同開発)が発売されたことが引き金となり、翌1996年に入ると日本電気やオムロンなどから低価格のターミナルアダプタの発売が相次ぎ、価格が急速に低下。
さらに、深夜時間帯の市内・隣接地区の特定番号への通話が定額となる「テレホーダイ」サービスの開始もあり、それに伴いインターネットへのダイヤルアップ接続用途で、個人や中小企業向けに一気に普及した。
しかし、2000年代に入るころから、2線の銅線の加入者線で高速・常時接続・定額料金のインターネット接続の可能なADSLが普及しはじめ、加入者線の共用が出来るアナログ電話回線に戻したり、CATV・FTTH(光回線)も含めたブロードバンドインターネット接続によるIP電話への移行が増加し、個人でのISDN加入者は減少している。
また、企業では、構内交換機が比較的高価になるが、「INSネット1500」1回線で23本、「INSネット64」1回線で2本の電話回線が取れることから、アナログ電話回線を多数引き込むよりも電話加入権(施設設置負担金)や毎月の回線使用料(基本料金)が安くなるため、
多数の外線電話を束ねる用途でも普及していた。しかし、1990年代の公衆網と専用線との接続の自由化で外線本数が減少し、さらに2000年代に入り、交換設備の維持費の問題や、料金の安いIPセントレックスの普及によって非常用通信の確保のための最低限の回線以外が大企業で解約されるようになった。
さらに、i・ナンバー、ダイヤルインで電話・FAXそれぞれに番号を与えて1つのISDN回線で兼用している中小事業所でも、複数回線対応の0AB-J番号のプライマリIP電話への置き換えが進んでいる。
また、プロバイダにおいても前述のブロードバンドインターネット接続の普及によって、ダイヤルアップ接続用のアクセスポイント回線が、ナビダイヤルを使った全国共通番号回線などの形に移行されて縮減されており、通信事業用のISDN加入も減少傾向にある。
上記の状況において、あえてISDNを利用する主な目的としては 利用地域で、ADSLなどのブロードバンドインターネット接続サービスが提供されていない、あるいは光収容回線や集合住宅などの何らかの事情により、ブロードバンドインターネット接続サービスが利用できない場合の、代替定額制接続手段(フレッツISDN)。
通信販売や放送局などのような、大量のFAX受信を行う必要がある場合(IP回線ではFAX信号は正常に送受信できない場合が多い)。
なお、日本国内において遍く提供されているように思われているが、INSネット64の場合(メタル線)、収容局から加入者宅までのメタル線路長が8〜10kmを超えるような場合には、サービス提供が困難であると言う問題がある。
参考文献:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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